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ドラフト参加者リスト(URL)が出そろいましたので、ほかの人がやっているようなドラフト展望というものをやってみようと思います。
お読みいただく上での注意点
・筆者はIIDXランカー界隈に明るくありませんので、誰を取るかという点に関しては一切語る事ができません。
・筆者はそのチームが「そのチームらしく」あれば良いと思っております。よって、戦力的なものだけを考えておりません。配信や映像などから伝わるチームの雰囲気、戦い方などのチームカラーや人気なども踏まえておりますので、最強のチームを作るという目的にはなっておりません。
・敬称略
・今回のドラフトの特徴
特に目を引くのが韓国勢2名の参加。両名共に高難易度譜面の適性が高い事は良く知られており今回の目玉といっても過言ではない。
次に、今回から3巡目選手についてはウェーバー制が採用されBPLS2で下位だったチームから指名が行われるようになり競合が起きなくなった。
以上の事から、万が一1,2巡目を継続指名するチームが多かった場合に目玉選手が3巡目で自動的に下位チームに取られてしまうという事が起こり得る。また、競合を考えた場合に次候補を2名ほど絞っておけばドラフトになったものが、上位チームにおいては全てが取られた後という展開も考えられるのでより多くの候補を選択肢として考慮する必要が出てくる。
ここからは各チームのドラフト動向を予測していきたい。
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APINA VRAMeS
BPLS2ではメンバーの入れ替わりこそあったが初代王者として他チームを迎え撃つ立場となるも、健闘空しくクォーターファイナルで敗退し6位に終わった。
個々の成績においては、好調不調の波こそあっても全員が同格~格上に対しての試合で5分以上の戦いが出来ておりメンバーの質に問題があるようなチームには一切見えない。
切るとすれば序盤の不調にあえいだKENTANと、2タテを一度も取れなかった46の両名だ。しかしKENTANは古参のプレイヤーであり多くの譜面に対する造詣が深い事、序盤の不調から脱却する為チーム全員で考えた選曲を当日まで知らされないままにプレイに臨むなど、チームの中心メンバーで精神的な支柱となっている事は明白。46はデビュー戦、先鋒戦にも関わらず圧倒的な差で1巡目選手相手に自選を取ったり、他選には一切目もくれず自選のみを仕上げに仕上げもぎ取りにいった本番強さなども持ち合わせており、4巡目でこのレベルの選手は破格と見る。
またチーム雰囲気も良く、「いちばんうるさい」に代表されるように元気がありそういった部分からのファンも多いチームなのではないだろうか。KKM獲りとチームカラーの一新も兼ねたオールリリースも選択肢に無いわけではないだろうが、既存戦力が十分に魅力的でありチームという集合体そのものも魅力的に映るこのチームは「全員継続契約」と予想する。
GiGO
BPLS2より参加したGiGOは既存のプロプレイヤーであったCORIVEを軸に新たなプロ選手3名で固めた。レギュラーステージでは敗退目前という所まで追いつめられるも、ぎりぎりの所で踏ん張ると王者APINAを勢いのままに粉砕しセミファイナルまでこぎつけることが出来た。
このようなドラマティックな快進撃があった一方で、個々の成績を見るとCORIVE以外は実はパッとしない。その中で勝ててきたという事は、チームとしての総合力やプランの組み立てなど他の部分で非常に優れた点があったという事ではないだろうか。
この火事場の馬鹿力の要因をどこに見出すかでドラフト方針も変わってくると思う。私はこのチームの「チーム力」こそがチームを崖っぷちに留まらせセミファイナルでのラウンドワンとの決着に繋がったと見ており、次回へのリベンジを果たす為には「全員継続契約」となるのではないかと予想する。まだ1年目が終わっただけ、長い目で見ても良いのではないだろうか。
GAME PANIC
54GAYA、#MA3#の両名はドラフトにエントリーしておらずBPLS2をもってプロ活動を休止する事となった。こうなると予想が一番簡単なチームとなりそうだ。
もともとBPLS2でも「このチームで勝ちたい」という思いから全員継続契約で戦ったチームであり、それが叶わないのであれば全員の離脱というのも選択肢の一つである。
しかしS2では特にPEACEの活躍は目覚ましいものがあり、手放そうものならほぼ間違いなく他チームから指名が入るレベルの選手である。また、1巡目を手放さない限り韓国勢への指名はほぼ叶わないだろうことと、配信などを見るにPEACEはMIKAMOの事が大好きであることなどを見れば「MIKAMO、PEACEの継続契約」が濃厚とみる。
SILKHAT
EXIT、ANSAの2名がドラフトのエントリーを回避し2,3巡目が空くこととなった。これも予想を当てるのが簡単なチームかもしれない。BPLS2においてメンバーの入れ替わりが一番大きかったチームであるが、今回もそうなりそうだ。
まず、このまま残る2名に継続契約を行った場合にKIDOが2巡目相当の選手となる。しかしBPLS2の戦績を見るにこのままでは2巡目相当とは言い難い。結果的に当チームに合流する可能性はあるものの、いったんはリリースして2巡目3巡目とよりふさわしい選手を取りに行くべきだろう。
問題は1巡目、SEIRYUだ。BPLS2ではルールの変更も相まって土俵とするLV12で試合機会が減少、獲得ポイントが大きく減る事となった。加えて、問題のLV12でも圧倒的と言うほどでは無く、LV11での出場では2タテを食らってしまいルールにも試合でのめぐりあわせにも見放された感があった。今回のレギュラーステージはチーム総コスト400に対して360コストを使わなければならないルールとなっており、コストを余らせることが難しく4名の選手の総力戦を行わなければならない。LV12一辺倒という選手にとって更に風当たりの強いルールになった。
今回の目玉の韓国勢がSEIRYUと同様にLV12での技量に秀でていること、また当チームは2シーズン通してレギュラーステージで敗退をしている唯一のチームである事から「全員リリース」をして心機一転したチーム作りが必要な時期になってきたのではないかと考える。首脳陣やアドバイザーまで含めて全体的な改革が必要なチームだろう。
SUPERNOVA Tohoku
S2のドラフトでは元1巡目WELLOWを確保しながら1巡目を入れ替えるというドラフトをやってのけたSUPERNOVA。今回もドラフトでどう動くかは注目の的だろう。
このチームは大々的に入れ替える必要があるように思える。BPLS2においては先鋒戦をFRIPが担当しながらVELVETが得意なジャンルには彼を配置、それ以外の箇所にWELLOWと8S.を配置していくという作戦が多く見られた。
この適材適所を行っていく戦略はBPLS3では中々に難しいと見える。コストの関係上誰かが特定のジャンルにおいて専門的に担当すると、他の3名に自由が利きにくくなる。そして専門性が高い選手を2名抱えているこのチームは現状のままではジャンルのヒキ次第ではコスト面でかなり不自由が発生すると考えられる。
選手個々の結果に焦点を当てると、VELVETは2タテが2回あるものの獲得ポイントを見ると1巡目の貢献度としては低いと言わざるを得ない部分がある。WELLOWはLV12では5分以上の働きをしたものの、LV11、LV10では2タテをされておりこちらも専門性が高い選手。FRIPは殆どが先鋒戦の出場となり序盤を固めるのに大いに貢献したが、格上選手との戦いでは2タテを食らう事も多かった。8S.はストラテジーカード被害者の会会長という事を考慮すれば無難以上の成績であり、格上にも自選を取れているので申し分ない。
以上を踏まえこのチームは「全員リリース」と考える。このチームはもともと個々が得意ジャンルや傾向を持っているので1巡目で取れた選手によっては欲しい部分を既存の選手の再指名で賄えるというメリットがある。全員リリースしたのちに再獲得しても、実は1名しか入れ替わっていませんというような事もあり得る。S2のような意表を突いたドラフトに期待したい。
TAITO STATION Tradz
2巡目選手であったPPJTが手の不調によりS3参加を断念。S2の結果が悔しかっただけに、またリベンジを果たしに来てくれることを願って止まない。
さて、このチームはかなり厄介なチームであると言える。まず実力云々以前に、チームとしての人気がとても高い事が挙げられる。個々の実績もさることながら、チームとしての売り出し方が上手く、私も僻地在住ながら1度はEX BARに足を運んでみたいなと思わせてくれるようなプロモーション活動を行った人気のチームだ。
しかし戦力面を見るとそうも言っていられなくなる。まずRIOOは同格である1巡目選手との対戦が無いにも関わらず2タテ勝利が1回しかない。これは1巡目選手、ひいてはドラフトで競合したS2の目玉選手としては物足りない結果だ。NORIは出場機会が少ないにも関わらずそのうち半分の試合を1巡目選手と対戦する事になり、結果獲得ポイントは1ポイントにとどまった。癖の強い曲への耐性の高さや攻略の深さで定評のあるNORIだが、S3ルールでは出場機会が否が応でも増えるのでジャンルの巡り会わせなどによってはより難しい立場となってしまう。一方でTATSUは1巡目選手との対戦2回含む全試合で自選を維持しており安定感が非常に高かった。
チーム戦力的には解体だがチームカラー的には今回の悔しさを晴らすためキープしたい、と判断が難しい。私は「全員リリース」と考える。実力的に現在の戦力より高いチーム構成がを組める期待値が高いこと、PPJTの脱退もあり同じメンバーでのリベンジが叶わない事などがその理由だ。
ROUND1
前シーズンの悔しさを晴らし見事優勝を果たしたROUND1。その原動力はなんといっても全勝で駆け抜けたU*TAKAの存在だ。
逆ウェーバー制である4巡目の指名に関してはROUND1は1番乗りで指名できるという権利がある。よって4巡目のMAKO-Gに関してはよりよい選択肢があった場合に入れ替えとなる可能性がある。
しかし、このチームは戦力云々以前の問題として「全員継続契約」して欲しいというのが筆者の願いだ。S2のこのチームの勝ちっぷりを見てどのチームも次シーズンで同じような屈辱を味わうわけにはいかないと奮起している事だろう。全チームからみれば、このROUND1を倒す事こそが新たな王者として避けて通れない道であり、このチームを倒して優勝するからこそより価値が増すというもの。王者としてその挑戦を真っ向から受けて立ってほしいと願う。
レジャーランド
2021で悔し涙と屈辱を味わったこのチームはメンバーを一人も入れ替える事無くS2を戦い、上手にスタートダッシュを決めると大躍進を遂げ準優勝という素晴らしい成績を収めた。
このチームも動向に困る点が多い。チームとして見るならば、S2でここまでの成果を収めた事を1つの結末として全く新しいチームで再出発を切るという事も出来るし、あと一歩届かなかった優勝という栄冠をまた同じ4人で目指すというのも当然考えられる。
戦力面を考えると、このチームは完成されていると筆者は考えている。S2でもそうだったように1~3巡目までの3名は様々な場面で舞台に立つことが可能であり、この3名のコストは綺麗に横並びで消化されていった。これはS3ルールにおいても非常に強みになる。そこにU76NERという癖曲が得意で明確な武器をもつ選手が加わる事で先鋒戦で勢いをつけながら試合を展開できていた。S3では先鋒戦一辺倒というわけにもいかなくなってくることが予想されるのでこの辺りが解決できるとチームとしてより深みが増してくることだろう。
というわけでこのチームも私の予想は「全員継続契約」と考える。このチームメンバーの構成を壊してでもドラフトで1巡目から新たに選手を取りに行くリスクや、勝手知ったるメンバーで戦えるやりやすさなど色々な要因から考えてもこちらの方が妥当だと考える。
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以上、全チームについて色々考察しながら考えてみた。振り返ってみると「全リリース」か「全継続」の2択のようになってしまった。今回のドラフトは韓国からの目玉選手の存在があり、取りに行こうとすれば全員リリースが必須条件となってしまう為この選手を取りに行くか行かないかが一番の焦点となってしまうので仕方ないところだろうか。全チーム競合となっても不思議が無いくらいの実力者であるが、私の予想通りに行ってしまうと多くて3チームという少数での競合となってしまうのでいい感じで私の予想を裏切ってくれると信じている。
今回はここまで。土曜日が待ち遠しいですね。皆さんも自由に予想しながら当日を待ちましょう!!
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