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BPLS3 敗退したチーム達

BPL S2 ドラフト終了!! 既存チーム、そして新チームのゆくえは・・・?

 




ついにBPL S2が本格的に始まったという実感が湧いてきました。BPL S2のドラフトの模様が配信され、各チームと契約できる選手たちが出そろいました。

公式サイトにも各チームが交渉権を獲得した選手の一覧表がございますので、詳しくはそちらをご覧ください。

https://p.eagate.573.jp/game/bpl/season2/2dx/draft/

今回は各チームのドラフトの詳細や感じた事を自分なりに分析してみようと思います。


※注意※

  • 私自身が上手いプレイヤー界隈に関してはかなりの無知である為、特にS2から参戦される選手に関しては殆どの情報がありません。あまり突っ込んで触れられない場合が多々あります。
  • 各選手の実力等に言及する場合もある為、重々配慮をするつもりではありますが失礼な物言いになる場合もある事をご了承ください。
  • 敬称略

APINA VRAMeS

DOLCE.は本人の意向もありBPLから引退。残された3名は全員契約継続となり、4巡目に46を獲得。BPL2021ではDOLCE.の強大な武器をもって多くの試合を勝つことになったが、セミファイナルやファイナルではむしろ他の3選手が獲得したポイントを受け継ぐ形で、大将戦をドローに持ち込むことで勝利をしたという印象もあり、全選手が欠かすことが出来ない存在であった。

個人的にはディフェンディングチャンピオンであるこのチームが極力メンバーを据え置く事で王者として他のチームを迎え撃ち、他のチームはあのアピナを今度こそ倒すぞという強い意気込みに繋がっていくような姿を見たいという気持ちがあった為、3名の継続契約は非常に嬉しく感じた。

反面で、外から見た場合にどうしても新加入の46は「DOLCE.の抜けた穴をカバーできるのか」という見方をされてしまいがちである。はっきり申し上げて、DOLCE.の抜けた穴はDOLCE.でしか埋める事は出来ないし、そういった期待は46への大きなプレッシャーになる事も考えられる。BPL2021のAPINA VRAMeSを重ねるのではなく、新しくなった「新APINA VRAMeS」というチームを応援してあげて欲しいと筆者は願う。


GiGO

新規加入のチームである為ドラフト1巡目から全選手を新たに契約する必要があった当チーム。SUPERNOVAのプロテクトが外れたCORIVEを2周目で単独1巡目指名し獲得に成功した。彼はBPL2021でSUPERNOVAをセミファイナルに導いた原動力となり、非常にテクニカルで強力な武器を持っている。1周目のRIOOはくじ引きで獲得できなかったが、2巡目では競合の恐れもあったCORIVEを1巡目で指名し獲得できたことは非常に大きいと見る。また、他3名はS2から新規参戦の選手であり、この中にBPL2021を体験しているCORIVEがいる事はチームにとっても頼れる存在となる事は間違いない。


GAME PANIC

全選手と継続契約をし、BPL2021と全く同じメンバーで戦う事となった。BPL2021でこのメンバーと決まった当初より総合力がかなり高いチームと目されており、その結果他チームからのマークがきつくなってしまったとチームが振り返っていた。この事からも分かるように、実力こそ申し分なくても結果に繋がらないというかなり歯がゆい、悔しい思いをしたであろう事が予想できる。だからこそ同じメンバーで次こそはという気持ちがこの全選手継続契約に繋がったのではなかろうかと筆者は考える。また、試合内容に「精度重視」というLv11までしか選択できないレギュレーションが加わった事も当チームには追い風。MIKAMO、PEACEの両名は今作のIIDXにて、多くの楽曲で理論値を出す「精度の鬼」であり、新たな強豪が加わったBPL S2においても多くのチームから危険視される事は間違いないであろう。


SILKHAT

1巡目のSEIRYUのみ継続契約となった。4巡目でプロテクトを外したNORIを再指名したが競合となりクジ引きの結果獲得に至らなかった。一方で2巡目ではIIDXのDP(ダブルプレイ)で有名なEXIT、3巡目ではROUND1がプロテクトを外したANSAを獲得。BPL2021では「メンバーが濃い」と言われた当チームだが、S2もメンバーが変わろうとも中々濃いチームになっていると筆者は思う。

メンバーの濃さのみならず、BPL2021ではいわゆる「SEIRYU塾」の影響でチームメンバーが大きく力を伸ばしたという実績がある。DPという技術から片手力やスクラッチ力に定評のあるEXITや、既にBPLでの実績もあるANSA、そして新加入のKIDO.が入塾した暁にはどういった進化を遂げることになるのか非常に興味深い。


SUPERNOVA Tohoku

継続契約選手はなし。しかし、ドラフトの結果WELLOW、FRIPの両名と再契約を果たした。多くの人が(私自身も)ドラフトが荒れる要因となったチームと見ているだろう。前シーズンではセミファイナルまで進んでおきながらBPL2021の1巡目WELLOWの継続契約を蹴り、結果としてCORIVEも継続契約とならず別チームから1巡目指名を受けることとなった。

勝手に予想するに、「既存チームで1巡目を外すチームが恐らく居ないこと」と「新規2チームは1巡目でRIOOを指名する」という予想の元で、WELLOWは手放しても再獲得が可能であるという計画を練っていたのではないだろうか。

しかし、RIOOを獲得できなかった時点で2周目でWELLOWの指名をするのかと思いきやそこでも指名はなく、2巡目指名となっていたので手放す覚悟があっての事なのか、それとも2巡目でも単独指名が可能である算段や予測が立っていたのか。はたまた、WELLOWでは物足りないとチームが判断したのか。これは是非とも振り返り配信などがあれば意図を聞いてみたいところである。非常に意味深なこのツイートの答え合わせが出来る日はくるのだろうか。


BPL2021本戦でも、実力に加えて戦略的な立ち回りをもってセミファイナルに進出したという頭脳派、戦略派の一面を併せ持つチームである為新たなメンバーも加えてTohoku色を前面に押し出した立ち回りを演じて欲しいと思う。

【追記】
WELLOW指名に関して、上記の予想に加えて「WELLOWのリリースを他チームが予測できていないであろう事」「1巡目、2巡目というチーム戦力において重要な巡目においてはどのチームもきっちりと計画を立てているであろう状況が想定され、想定外のWELLOWの放出があってもどこも動けないはず」という予想が出来ていれば1巡目で指名しなくとも2巡目でほぼ単独指名が可能である事が予測できると考える。であるとすれば、中々肝がすわった戦略である。恐るべし。

TAITO STATION Tradz

こちらもGiGO同様新規参戦のチーム。SILKHATと競合しNORIを4巡目で獲得した。当選手は「Mr,データ」の二つ名の通り、多くの選手のデータを持っており選手の得意不得意の把握や自己ベストスコアや大会基準となるスコアなどを熟知している。また、BPL2021ではSILKHATの3巡目選手として戦っており、先鋒中堅大将全てにおいて戦った経験がある。新規参戦のチームにおいてこれほど心強い事はない。ドラフトではくじ運にも恵まれており、競合選手を全て獲得するという幸運っぷり。

更にRIOOとTATSUはKACなどの大きな大会における経験も豊富であり、これも新規チームという経験の無さを十分に補える布陣を敷くことが出来たと言える。ドラフトでの幸運も味方につけて新規チームの大躍進となるか?



ROUND1

U*TAKA、KUREIと継続契約となった。BPL2021では惜しくも準優勝に敗れてしまった当チームはリベンジに燃えている事だろう。個人賞の獲得もあった両選手のプロテクトは当然の結果。ドラフトも3巡目I6VVを競合の末獲得、4巡目はMAKO-Gの単独指名を果たし思うように進んだと考えられる為来期も台風の目となる可能性は非常に高い。

一方でドラフトが思うように進んだことと、BPL2021ではファーストセカンドともに優秀な成績で突破した事を見るとGAME PANICのように多くのチームから標的とされる可能性も大いに高まったともいえる。BPL2021のような2シーズン制では無くなった今回では、セカンドチャンスが無い為より一層集中攻撃に遭う危険性も高まったと言える。どうやってそれをはねのけていくかにも注目したい。


レジャーランド

こちらもGAMEPANIC同様、全選手と契約継続となった。こちらはBPL2021では個人でもチームでも悔しい思いをした選手が多かった印象がある。1-PIN、G*の両名はSNS等でもかなりの進化を遂げたスコアのリザルト写真をアップしており成長著しく、U76NERもドラフト終了直後の配信で「全選手が大きく成長している」と発言し自信をのぞかせている。BPL2021とはまた違ったレジャーランドの戦いを見せてくれるに違いない。

GAME PANICにも言える事だが、メンバー据え置きの当チームは「メンバーが据え置きである」事がアドバンテージの1つになりうる。新メンバー加入により戦略を考え直していく必要もなく、勝手知ったるメンバー同士であればコミュニケーションも今までどおり円滑に進める事が可能である。チーム戦略や方針を1から考え直す必要も出てくるくらい、1人入れ替わっただけでも大幅にチーム傾向が変わる可能性も出てくる事も考えられる。実戦を経験しなければ分からない事も沢山あるだろう。以上の事からこの2チームは大きなアドバンテージがあると考えられる。




というわけで、全チームのドラフトを軽く振り返ってみました。多くの人が「荒れたドラフトだった」という感想をSNSや配信などで仰っていましたし、私自身も同様の感想をもちました。ですが、もうすでに終わってしまった事。これからチームそれぞれの活動が始動していく事でしょう。新たなプロ選手たちの活躍に期待しましょう。




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