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BPLS3 敗退したチーム達

【管理人雑記】本当に音ゲーを盛り上げたいのならば、「#おとつな」には参加すべきではない

 また不本意な形で「音ゲー」という単語がトレンド入りしてしまいました。

何が起きたかという事に関してはTwitterのタグ「#おとつな」を検索して頂ければ大体分かると思います。今回の出来事によって#おとつなは事実上瓦解したと思われる為、当初この企画が発表された時に私が感じた事を纏めようと思います。

※注意事項

  • 当記事はこの集団の主催である三田氏やそれに参加された方々を貶めたり、誹謗中傷をする意図はない事をご理解ください。私から見えた事実を元に、思ったことを文章にしています。
  • 筆者は音ゲーの中でも「bemaniシリーズに代表されるアーケード音楽ゲーム」のプレイヤーである為、そういった目線からの意見に偏る可能性がある事をご理解ください



詳しくはこちらのツイートをご覧ください。

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音ゲー活動者同士の繋がりを深めて、音ゲー界を盛り上げたい

ほんの何気ない一文ですが、私は2つの疑問を抱きました。

  • 「音ゲー界隈が盛り上がる」とは具体的にどういう状態を指すのか
  • 音ゲー活動者同士の繋がりが深まる事が音ゲー界が盛り上がる事に本当に繋がるのか
何かしらの発信活動をされている方はよく「〇〇界を盛り上げたい!」いう発言をされています。しかし大抵の場合はその発言の中身に具体性がないという印象です。この「盛り上げる」という行為をするにあたって気を付ける点が2つあると私は考えています。


  • ①それは盛り上げてもよい界隈なのかどうか
極端な例を挙げますが、「違法的な行為を日常的に行っている界隈」があると仮定してそういった人物たちが加担する界隈を盛り上げる事を想定した場合に、まず間違いなくあらゆる方面からの非難に遭う事は想像に難くないでしょう。世の中にはあるとあらゆる界隈が存在しますが、その中には明確に盛り上がる事を禁じられた界隈が存在します。

「いやいや、音ゲー界がそんな危険な界隈なわけがないでしょう?」と、ほとんどの人が思ったと思います。私もそう思います。ですが見る角度を変えると、全然違った様相を呈してきます。

ゲームセンターの営業は「風俗営業適正化法第二条第一項第五号」で規定されています。いわゆる「風営法」とか「5号営業」とか呼ばれているやつです。ゲームセンター以外にもカジノバーなどがこの法律に該当します。この法律の中には「ゲームセンターにおける景品の金額」や「立地条件」「建物の構造」「開業できる人物の要件」など、事細かく規制があります。

風営法は1948年に成立しました。青少年の健全育成や性犯罪の防止などを目的として、違法ではないが風俗や風紀の乱れに繋がりそうな営業を防止し取り締まる意図があります。ゲームセンターは1985年に追加されました。これはゲームセンターの前や店内などに、いわゆる「ヤンキー」達が集まってしまう行為があちこちで見られるようになったことが原因と言われています。

まとめると、ゲームセンターは「風紀を乱す恐れがあるから規制の対象」となっている営業なわけです。「盛り上がる」行為というものに関して、風紀の乱れはつきものです。音ゲーやゲームセンターを愛好している我々ならまだしも、そうでは無い人達からこの様子を見た時に、果たして健全な行為が行われていると見て貰えるかどうかは疑問があります。例えば中学生や高校生が音ゲーに熱中するあまりに夜遅くまで遊んでしまうような現象に繋がった場合には入場規制の法規制強化などに繋がる可能性もあるわけです。

音ゲーメーカーが行う活動においては、営業許可を持っていたり自社製品を持っていたり、あるいは法律に詳しい専門家がついているなどしている為基本的に問題なく販促活動が行われます。ですが個人単位の活動となった場合、何か起きた場合に責任の取りようが無くなってしまう危険性もあります。


  • ②どういった成果をもって「盛り上がった」とするのか

    「活動を通してなんとなく盛り上がった気がすればいい」くらいの軽いノリでこの活動が始まったのかもしれません。ですが、機種を問わずに大々的に有名人を集めてしまったので、方向性は全く定まらないだろうなと予想しています。また、知名度のある人たちが集まる場となるという事を利用し、「音ゲーを盛り上げるとは別の目的」で参加する人が居るであろう事は容易に想像出来ました。こういう場が失敗する原因の一つに「明確な目標が定まっていない」事が挙げられます。目標や目的が定まっている事で、その目的とは無関係な行動をとる人間を積極的に排除していく事も可能になります。

    盛り上がったかどうかを判断する事は非常に難しく、ほぼ体感でしか分からないものだと思います。課金額が増えたとかアクティブユーザー数が増えたとか稼働率が上がったとか、数字で判断する材料は色々あります。ですが、それが「この活動によるもの」と断定する事はほぼできません。具体的な評価が出来ないのであれば、目標を設定する必要がないし設定すること自体が難しいのでは?と思う人もいるかもしれません。

    「徐々に条件を緩和して人を増やしていく」というような記載がある為、コミュニティ自体は長く大きく発展させていく意思を感じ取れました。であれば、可視化できる目標を立てる事は難しくても、全体の方向性を一致させるような目標の設定は不可欠であると考えます。


    以上のことから、まず「活動目的」の段階で多くの疑問を感じてしまうような内容となっているという感想をもちました。

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    • 音ゲー活動者同士の繋がりが深まる事が、音ゲー界が盛り上がる事に本当に繋がるのか
    「盛り上がった状態」の定義づけがされてない以上、こちらを議論する事には難があると言わざるを得ません。ですが、様々な事柄からヒントを探る事は可能です。

    私はBPL2021の賑わいに感化されてこのサイトを立ち上げて記事を書き始めましたが、幸運にも色々な方にお読み頂けたりTwitterをフォロー頂くなどして色々な意見を聞かせて頂くことができました。その中で驚いた出来事を1つ紹介します。

    BPLのファンの中には「beatmaniaIIDXで遊んだことが無い人がいる」という事を皆さんしっておりますでしょうか?私自身がこのタイプのファンの方と交流させて頂くのは初めてだったので驚愕した覚えがあります。

    そういったタイプの人であっても、BPLの試合中の出来事に関しては私より事細かに記憶していたり、あるいは別の人は私よりも楽曲に関する知識が豊富だったり、また別の人は選手たちの配信活動の予定や中身に関して非常に詳しかったり、と。IIDXに関する経験は無くても、私なんかよりも色々な事を知ってるファンの鑑だと思いました。

    よくよく考えれば当然です。BPLはeSportsであり野球やサッカーを観戦するように、そのスポーツ自体を体験したことが無くても楽しめる競技です。「音楽」というものが占める割合が大きいゲームなのですから、「遊んだことが無くてもすき」という人が一杯いてもなんの不思議も無いのです。その事に気づかずに「BPLを応援するブログを書こう」とか思って息を巻いていた自分を恥ずかしく思いました。

    以上の事から、
    • 音ゲーを楽しむ上では実力や経験は全く必要ない
    • ゲームを遊ぶだけが音ゲーを楽しむことではない
    という2つの学びを得ました。

    そして、#おとつなはこの2つに全く反する加入条件を課されている集団という事になります。逆に言えば、この加入条件を満たしていても音ゲーに対する愛が無い人が加入できるという事です。この条件で集まった人たちに音ゲーを盛り上げる事ができるかと言われると、私は全くそうは思いません。

    初心者や経験の浅い人や知名度の無い人を排除する事は、音ゲーマーは排他的でムラ社会的という印象を強く植え付けるものであり、参加資格を持たない音ゲーマーにとってはデメリットしか感じられないものです。


    では、どうするべきであったか。

    上記の理由により、参加条件は「音ゲーが好きである事」以外に不要。三田氏ほどのフォロワーの数を考えると相当数の応募がある事は予想されますが、「応募期日を区切る」→「応募者全員の中から抽選で当たった人に参加権付与」→「参加権を得た人に対して、軽い質疑などをし資質を確認する」といったプロセスを踏めばよいと考えます。知り合いだからとか有名人だからといった忖度は極力無くし、仮にあったとしても表には見えないようにしたりすることで、どんな音ゲーマーも積極的に音ゲーの発信活動に関わることが出来、実力や経験に関係なく気軽に意見ができる環境を作る事が理想なのではないでしょうか。

    音ゲーが好きな人全員と分け隔てなく接する事が出来る人

    こそが、この企画を運営し音ゲー界を盛り上げる事が出来る人だと私は考えます。

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    最後にちょっとだけ残念に感じた事。

    BPLプロ選手の中にも数名この企画に参加表明をされた方々がいらっしゃいました。個人でどういった活動をするのかは自由です。

    三田さんは過去にBPLの解説者を辞退したという経歴を持っています。その過程を詳しくは書きませんが、解説の内容に関して「選手に対するリスペクトを感じない」という非難が相次いだのが降板となった原因の1つにあります。

    ファンからしてみれば、自分が応援している選手たちへのリスペクトを欠いた解説をした三田氏は嫌悪の対象だと思います。そういった人物に対して、プロ選手が積極的に交流を取りにいく姿を見たファンはどういう気持ちになるでしょうか。

    個人で参加するのは自由ですが、「参加表明をすること」はやめておくべきだったのではなかろうかと思いました。個人の考えからの行動である為否定や批判はしませんが、この行為を残念に思ったファンはいたかもしれません。


    三田氏は引退表明をされたようですが、本当に音ゲーが好きでおられるのならばきちんと心を入れ替えたり、叩かれたりしても真剣に向き合う事で取り戻していくべきでは無いのかなと感じました。多くのフォロワーを持つ方だっただけに、非常に残念でなりません。

    (追記:今回の三田氏の引退に関しては#おとつなの活動とは無関係な出来事のようです。記事の内容や引退のタイミングが被ってしまっていた事により誤解を招く記事となっていた事をお詫びします。ご本人のTwitterより、三田氏が関わるかどうかは明言がされていませんが、集まった#おとつなの有志による活動自体は継続されていくようです。)


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